ラベンダー精油の効果と効能と使い方

アロマセラピー
Pocket

ラベンダーオイルからはじったアロマセラピー

ラベンダーの精油 は、アロマセラピーで使用する精油の中で、いちばんポピュラーなものではないでしょうか。筒井康隆氏の小説「時をかける少女」の中でも、「ラベンダーの香りがするわ」という台詞で登場するのですが、それだけ古くからラベンダーって親しまれていたのでしょうね。

現在のアロマセラピーの名づけの親とされているモーリス・ガットフォセが、実験中に火傷をしたのですが、その際に、近くにあったラベンダーの精油を患部に塗布したらキズの治りが早かったのだそうです。実際に、私も火傷の時などに使います。確かに治りが早いです。

アロマセラピーは医療行為ではありません

まず、精油についてのお話の前に、アロマセラピーにおける注意事項があります。それは、アロマセラピーは医療行為ではないということです。精油それぞれには薬理効果があり、欧州などでは医療として取り入れられています。近年、日本でもその効果が認められ、医療の場面でもしようされるようになりました。しかし、このサイトでは、あくまで効果として説明します。

ラベンダー / Lavender

・学術名:Lavandula vera,Lavandula officinalis,Lavandula angustioflia
・別名:真性ラベンダー、トゥルーラベンダー
・科名:シソ科
・主産地:フランス、ブルガリア、ロシア、中国、イギリス、イタリア、日本、オーストラリア
・香りのノート:トップノート
・作用:鎮痛、鎮静、鎮痙、通経、抗うつ、消炎、抗菌、防虫

ラベンダーには種類が豊富

ラベンダーには、いくつか種類があります。そして、種類によって成分が異なるため、作用も変わってきます。購入する際には、名前をよく見て注意してみましょう。

スパイクラベンダー

・学名:Lavandula latifolia,Lavandula spica
・主要成分1.8-シネオール、リナロール、カンファー
・作用:抗菌、防虫

ラバンジン

・学名:Lavandula flagrans,Lavandula hybrida
・主要成分:リナロール1、酢酸リナリル、1.8-シネオール
・作用:筋肉痛、肩こり、腰痛
・特徴:ラベンダー精油として使われることが多い。鎮静効果は低い。

フレンチラベンダー

・学名:Lavandula stoechas
・主要成分:フェントン、ケトン、カンファー
・作用:抗菌、殺菌
・特徴:抗菌力は強いが、神経系作用が強いので芳香浴はできない

ラベンダーの作用について

ラベンダー精油の心への作用

精神の緊張、ヒステリー、抗うつ、不眠、不安、ストレスを軽減してくれる作用があります。

ラベンダー精油の身体への作用

高血圧、頭痛、筋肉痛などの各種傷み、気管支炎、鼻炎、にきび、脱毛、火傷、少量月経、産後の不調

ラベンダー精油と相性のよい精油

オレンジ、ベルガモット、マンダリン、レモン、クラリセージ、ジャスミン、カモミール、ゼラニウム

ラベンダー精油の安全上の注意事項

通系作用があるので妊娠初期の使用は避けます。また、血圧を下げる作用があるため、低血圧の方も避けた方がよいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました